子育て

支援級でも登校班の班長になれる!?

こんにちは。小学生と幼稚園児の息子2人を育てているワーキングマザーhoshiko(ほしこ)です。このブログでは主に、発達障害と思しき(ADHDの疑い)小学生の長男についてつづっていきたいと思います。

登校班ってメリット・デメリットある

歩くのが遅くて登校班に迷惑をかける息子

長男が通う小学校は集団登校です。コロナ元年に入学した息子が、登校班で学校へ通うようになったのは1年生の6月のことでした。それまで園へは親が送迎したので、小学生数人で学校へ向かうというのは、息子にとっては異様なものだったようです。

hoshiko
ちなみに私も集団登校でした。学校まで15分ほど徒歩で通っていました。行きはいいのですが、帰りは一人なので、心細かったです。

わが家から小学校までは500メートルほど、子どもの足でも10分かかりません。その距離を集団で行くというのもなんだかなぁ…なのですが、ルールはルールです。当時、息子の班は人数が多くて10人くらいいました。6年生がいない班だったので、5年生が班長さんをしてくれていました。住宅街を通るので近隣住民への配慮か、はたまたコロナ禍のせいか、登校中はおしゃべり禁止です。みんな黙って学校へ向かいます。今の小学生のランドセルはとても重いので、自然と子どもの目線は下にいき、笑顔もなく、みな楽しくなさそうに登校して(いるように私には見える)います。
息子はみんなと歩調を合わせて、同じペースで、同じように歩くのが苦手です。歩くのが遅いので、何度も班長さんに注意されてしまいます。前と離れたからといって走って追いかけるようなこともしないので、「もっと早く歩いて!」と怒られてしまっていました。

hoshiko
班長さんなんだから、ついて来られない子のペースに合わせてほしいものですが、ほかのお子さんはちゃんと早歩きでついてきていたので、わが子はとても特異な存在になってしまっていました。

何度も注意されるものだから、息子も怒って「うるせーんだよ!」と反抗したこともありました。1年生なのに…。班長さんにも困ったところはあったと思いますが、高学年のお兄さんに向かってそんな言葉を使うとは困ったものです。班長さんはみんなのことを引っ張っていく、大変な仕事なのだから、班長さんの指示に従うように伝えてみましたが、息子は未納得でした。

正直、そんな様子なら集団で登校しなくてもいいのでは?と思い、何度か担任の先生に相談したこともありました。学校へ行く前にムシャクシャするようなことが起こるのは避けたいし、距離も距離なので、個別登校しても遅刻することはまずありえません。
しかし、先生からは「集団登校がわが校のルールだし、せめて低学年のうちは班で登校してほしい。お母さんも可能なら、うしろから見守り登校してほしい」という回答でした。欠席の連絡帳は登校班に託すルールにもなってもいたので、集団登校を続けるよりほかに選択肢はありません。付き添い登校も、幼稚園児の次男の送迎もあるし、出勤の日もあるので、毎回はできませんが、可能な限りあとから追いかけて、列から遅れ始めたら声をかけるようにしていました。

4年生から副班長さんに!

2年生、3年生と進級するうちに、少しは登校班のルールに慣れていきましたが、やはり歩みは遅く、列から離れることも多かったです。でも、もうそういう子認定されていて、その後は、そこまで注意されることもあまりなくなりました。
何人か班長が入れ替わり、息子もついに新4年生から副班長になります。また、5年生になると、弟が新1年生で入学するので、その時は自分が班長として弟を連れて学校へ行くのを楽しみにしていました。
しかし、新4年生から支援級在籍になるので、支援級の子どもでも班長・副班長をやっていいのか、転籍前の面談で支援級の先生に確認しました。「支援級のお子さんでも、班長さんをやっていますよ!」という言葉を聞いて安心しました。

副班長に訪れた試練!?

4年生になった長男は4月から副班長さんとして、頑張っています。

hoshiko
頑張るといってもしんがりを務めるだけですが…

最後からついていくだけなので、マイペースな息子にはとても過ごしやすいようで、気分の乗らない日はゆっくり歩いていますが、気持ちが前向きな日は、前の子とあまり間隔をあけることなくついていっています。支援級に在籍するようになってから、学校が楽しいようで、学校へ足が向くようになったのも大きな原因だと思います。
hoshiko
3年生の時は学校が苦痛だったから、本当にちんたらちんたら歩いていましたw

先日のことです。息子の班の班長さん(6年生)が1泊2日の修学旅行に行くことになりました。そういうときは、副班長が班長を務めます。2日間、息子はぶじ班長ができるのか?心配でした。
息子には、それとなく(プレッシャーにならないように)「そういえば再来週、6年生、修学旅行だから、●●(息子)が班長さんだね!」などと、じわじわお知らせしていました。

え、き、緊張するなぁ
musuko01

息子は少しドキドキしている様子でしたw。夫に「班長として気を付けることは何か?」を聞いてきたらしいですw。

班長代理の日がやってきた

6年生が修学旅行に行った日の朝、息子はいつもより早く家を出ようとしていました。

ボク、今日、班長だから早めに行っとくわー
musuko01

息子なりに覚悟を決めて(大げさw)、集合場所に行きます。1年生のお母さまが、お子さんに「今日は■■くん(6年生)がいないから、●●くん(息子)が班長さんだから、ついていくんだよ!」と説明していて、私までちょっと身が引き締まりました。
その日も、次男を幼稚園に送迎がてらこっそり、登校の様子を観察してみました。息子はすぐうしろにいる1年生が離れていないか、何度もふりかえりながら歩いていました。息子は優しい優しい班長さんをしていて、胸が熱くなりました。

本当の班長さんになる日まで

2日間、無事班長代理をやってのけたので、息子を盛大にほめました。

ただ歩いてただけっしょ
musuko01

と、笑っていましたが。成長を感じます。
5年生になると、本当の班長さんとして、毎日下級生を引っ張っていかなければいけません。発達障害あるあるだと思うのですが、気合を入れればできるけれど、毎日やり続けるのは相当疲れるので、毎日班長さんをやるようになると、また別の心配が出てきそうですが、ひとまず今回の班長代理が彼の自信につながり、今の班長さんをしっかり助ける副班長として頑張ってほしいなと思います。

 

 

 

 

-子育て